配筋検査システム 配筋マスター(フジタ)

目次

ダットジャパンが開発した配筋検査システム 配筋マスター。フジタは販売元として、このシステムの提供に加え、導入時の支援まで一貫して行っています。

この記事では、配筋マスターの機能・選ばれる理由・導入事例などを解説。配筋検査システムの導入を検討している方は、ご参照ください。

フジタ_公式キャプチャ画像
引用元:フジタ公式HP
(https://www.fujitashoji.co.jp/service/business/support/haikin.html)

配筋マスターが活躍するシーン

建築分野に特化した配筋検査アプリです。庁舎や商業施設、マンション、物流倉庫といった大規模建築物の現場など、複雑な構造や確認項目が多い建築工事で特に効果を発揮します。

床下や天井裏など見えにくい部位の検査や、是正指示・写真撮影・帳票出力までを現場で完結できる点も特徴です。

配筋マスターが選ばれる理由

オフライン対応とサーバーでの一元管理

ネット環境がない場所でも、事前に必要な資料をタブレットに取り込んでおくことで、オフラインで検査が可能です。後でサーバーに結果を返送できるため、山間部や地下階など通信環境が不安定な現場でも問題ありません。通信環境に左右されずに検査を行えます。

他ソフトとの連携・拡張性

開発元のダットジャパンが手掛けている「PHOTOMASTER Plus」や「現場編集長CALSMASTER」など、業界標準の写真管理・電子納品ソフトとの連携が可能です。

検査結果の写真台帳や報告書作成が自動化され、単体の検査アプリに留まらず、プロジェクト全体のデジタル化ソリューションの一部として機能します。

配筋マスターの機能

検査データ作成機能

事前準備として検査図面や検査要領をパソコン上で作成・編集することが可能です。工事情報の設定や、検査対象となる断面図をすべて画面上に表示。建物の床下や天井裏など、通常は見えない部分の構造を上から見た図面(伏図)も、正しく反映されるように設定できます。

検査結果確認・編集機能

伏図上に対象部位の検査結果を表示し、進捗を確認できます。指摘事項をコメント記録し、是正前後の写真を紐付けて管理が可能です。

チェックシート・是正指示書・
アルバムの出力機能

タブレットで収集したデータをもとに、チェックシート・是正指示書・写真アルバムをパソコンから出力できます。

検査結果入力・写真撮影機能

検査対象部位に検査結果を入力すると、撮影した写真が自動で「配筋」「スナップ」「証拠」に分類されます。さらに電子黒板機能により、工事名や日時などを写真に自動追記することも可能です。

配筋マスターの操作画面

配筋マスター操作画面
引用元:フジタ公式HP
(https://www.fujitashoji.co.jp/service/business/support/haikin.html)

事前に準備した図面や検査要領をiPadに取り込むことで、紙資料の持参を削減し、現場での入力・撮影業務を効率化できます。検査結果や撮影データはPC画面でも確認可能。紙資料を持ち歩かず、画面操作だけで検査業務を進められる使いやすさが特徴です。

配筋マスターの価格

公式HPに価格の記載がありませんでした。詳しくは公式HPにてお問合せください。

配筋マスターの導入事例・
お客様の声

公式HPに事例やお客様の声の掲載がありませんでした。

【現場別おすすめ3選】
配筋検査システムを14社から
厳選しました

このサイトでは、「商業施設向け」「トンネル向け」「橋梁向け」の3つの現場におすすめの配筋検査システムをご紹介。

各現場で求められる機能を徹底調査し、14社の製品から厳選。人手に頼らない【省力化・効率化】を実現する配筋検査システムが見つかります。

※2025年6月19日編集チーム調べ:「配筋検査システム」とGoogleで検索をして表示された配筋検査システムを提供する会社を選定

配筋マスターの開発元

ダットジャパンは、クラウドやAIを駆使したDX支援で、業務効率化とコスト削減を実現している会社です。海外拠点(フィリピン)の若手エンジニアを活用し、建設・インフラ分野でも高品質なサービスを提供しています。

企業名 ダットジャパン株式会社
所在地 北海道札幌市中央区南3条西5-1-1ノルベサ5F
電話番号 011-207-6211
公式HP https://www.datt.co.jp/

【現場別】配筋検査システム
おすすめ3選

配筋検査とひと口に言っても、その方法は現場によって異なります。このサイトでは、商業施設・トンネル・橋梁といった、規模や構造に特徴がある現場別に、14社の製品からおすすめの配筋検査システム3選をご紹介します。

※2025年6月19日編集チーム調べ:「配筋検査システム」とGoogleで検索をして表示された配筋検査システムを提供する会社を選定

商業施設向け
ゼネコン21社※1
共同開発された建築対応型

CONSAIT Pro配筋検査

プライム ライフ テクノロジーズ公式HP
引用元:プライム ライフ テクノロジーズ公式HP
(https://www.consait.com/)
商業施設向けの理由

従来の検知技術では困難な奥行きのある配筋をAIカメラが正確に認識。精度の高い検査が必要な商業施設でも、熟練度に依存せずに検査ができます。

鉄筋量が多い大型・多層階の施設でもARスケールで楽に検査写真を撮影可能。画像検索機能や進捗確認の見やすさによって、探す手間を改善し作業時間を約4~5割削減※2します。

トンネル向け
湾曲面も
検出率約100%※3を見込める

Field Bar FB-200

三菱電機エンジニアリング公式HP
引用元:三菱電機エンジニアリング公式HP
(https://www.mee.co.jp/kaisyaan/press/prs250306.html)
トンネル向けの理由

湾曲構造のトンネルでも鉄筋の本数や位置を正確に把握。誤差が出やすい曲面も「湾曲計測モード」で容易に測定が可能で、位置調整の手間が省けます。

トンネル内の天井が低い現場でも、検査機が軽量で分離構造のため、取り回しがスムーズ。足場の限られた狭所でも位置調整などに時間を取られず、効率的に検査ができます。

橋梁向け
橋梁工事向けに
開発された

自動配筋検査AIシステム

JFEエンジニアリング公式HP
引用元:JFEエンジニアリング公式HP
(https://www.jfe-eng.co.jp/dx/case-2.html)
橋梁向けの理由

ドローンを撮影に活用することで、高所作業を伴う橋梁検査の作業負担を大幅に軽減。手作業中心の検査に比べて、約75%※4の省力化を実現したという事例もあります。

これまでの測定方法では難しいPC橋や鋼床版の複合構造にも、AIを用いた画像解析で対応可能。橋長全体の検査・記録が効率的になり、検査品質を向上させます。

※1 2025年9月時点
参照元:プライム ライフ テクノロジーズ公式HP(https://www.consait.com/
共同開発に参画したゼネコン21社:青木あすなろ建設株式会社/ 株式会社淺沼組/ 株式会社安藤・間株式会社奥村組/ 北野建設株式会社/株式会社熊谷組/ 五洋建設株式会社/ 佐藤工業株式会社/ 大末建設株式会社/ 髙松建設株式会社/ 鉄建建設株式会社/ 東急建設株式会社/ 戸田建設株式会社/ 飛島建設株式会社/ 西松建設株式会社/ 日本国土開発株式会社/ 株式会社長谷工コーポレーション/ 株式会社ピーエス三菱/ 株式会社松村組/ 村本建設株式会社/ 矢作建設工業株式会社
※2参照元:プライム ライフ テクノロジーズ公式HP(https://www.youtube.com/watch?v=ryLovLWmvz0&t=7s
※3参照元:三菱電機エンジニアリング公式HP(https://www.mee.co.jp/kaisyaan/press/prs250306.html
ただし過検出を含み、撮影条件等によります。
※4参照元:JFEエンジニアリング公式HP(https://www.jfe-eng.co.jp/news/2020/20200909.html

配筋検査システムおすすめ3