スパイダープラス(スパイダープラス)

目次

建設現場の図面管理から配筋検査までを効率化するスパイダープラスは、建築業界に特化した現場管理アプリです。

この記事では、スパイダープラスがどのような現場や企業におすすめなのか、導入で得られるメリット、具体的な機能や導入事例を紹介します。

スパイダープラス公式キャプチャ画像
引用元:スパイダープラス公式HP
(https://spider-plus.com/)

スパイダープラスが
活躍するシーン

スパイダープラスは、中~大規模な建築物を施工するゼネコンや建設会社におすすめです。

躯体から仕上までの工程検査や、協力会社への是正指示といった建築特有のプロセスに対応した機能が充実。複数階や広範囲で作業が同時に進むRC造の工事などで、その効果を最大限に発揮します。

スパイダープラスが
選ばれる理由

建築現場に特化した機能で大幅な業務効率化

建築現場では、配筋検査や帳票作成などの準備に多くの時間がかかることが課題です。

スパイダープラスは、建築業界に特化した図面管理や帳票作成などの基本機能に加え、配筋検査や仕上検査といった現場課題に直結するオプション機能を搭載。これにより、準備作業を効率化し、配筋検査全体の時間をひと月で最大18.5時間削減できます。

さらに、同社が提供する検査業務のBPOを利用すれば、準備作業そのものを外部に委託することも可能。現場担当者は検査に専念でき、負担を抑えつつ精度の高い体制を築けます。

※顧客ヒアリングの情報を元にスパイダープラスで推計。1ヶ月の稼働日数20日にて試算。
※参照元:スパイダープラス公式HP(https://spider-plus.com/industry/genecon/

大手ゼネコンでも採用が進む豊富な導入実績

大林組・清水建設・三井住友建設といった大手ゼネコンを含む2,100社以上で導入されています。安全性や品質基準に厳しい大手企業でも採用されていることは、システムの信頼性を裏付ける実績です。現場で求められる厳格な条件をクリアしており、大規模な建設プロジェクトでも安心して運用できます。

さらに、多くの企業で導入が進んでいるため、協力会社との情報共有が同一環境でスムーズに行えることも大きな利点。現場の声が継続的に反映されていることから、導入後も安心して活用できる仕組みが整っています。

※2025年6月末時点
参照元:スパイダープラス公式HP(https://spider-plus.com/introductory-company/

スパイダープラスの機能

6つの基本機能

図面管理・図面メモ・カメラアイコン・工事写真・資料閲覧・帳票作成の6つの基本機能を備えています。タブレット端末で図面や資料を開き、写真撮影やメモを追加。撮影した写真や作成した帳票はクラウドに自動で保存され、メンバー間で共有できます。

配筋検査機能(オプション)

AIが図面上の「豆図」を検出し、検査箇所や階・符号を図面上に自動で登録。配筋アイコンは図面上に配置され、進捗状況や検査箇所の有無を色分けで確認できます。

杭施工記録機能(オプション)

タブレットでチェック項目を入力し、記録写真を撮影します。施工した杭は図面上にアイコンで表示され、色分けで状態を区別。記録した情報はアプリ内に保存し、関係者との情報共有もスムーズに行えます。

スパイダープラスの操作画面

スパイダープラス豆図
引用元:スパイダープラス公式HP
https://spider-plus.com/functions/bar/

図面や写真をタブレットでスムーズに扱えるよう設計されており、複雑な操作は不要です。図面上に直接写真やメモを配置すると、自動でクラウドに保存・共有されるので、手動でファイルを整理する手間がなくなります。また、帳票も数クリックで出力できるため、事務所での転記作業も必要ありません。

スパイダープラスの価格

公式HPに価格の記載がありませんでした。詳しくは公式HPにてお問合せください。

スパイダープラスの導入事例・お客様の声

BPOサービスとスパイダープラスの導入で
配筋検査の効率化を実現

伊藤工務店では、施工管理業務の煩雑さから時間外労働が増え、配筋検査などコア業務に集中できない課題がありました。そこで、統一チェックリストを活用でき、さらに面倒な作業をBPOサービスに任せられるスパイダープラスを導入。

図面上のアイコン設置や黒板作成をBPOに任せることで、写真整理や事前準備の工数を削減し、検査では「見ること」に時間を使えるようになりました。結果として品質確認の精度が向上し、他現場にも展開される効率化モデルとしてDX推進に寄与しています。

参照元:スパイダープラス公式HP(https://spider-plus.com/case/itokomuten/

仕上検査・配筋検査を一元化し、
1日最大4時間の削減とDX推進を実現

マンション施工を数多く手がける総合建設業・松本組は、竣工時の仕上検査に長時間を要することが課題でした。そこでスパイダープラスをオプションパックつきで導入し、仕上検査や配筋検査を1つのアプリで実施可能に。

検査後の仕分け作業を効率化し、1日あたり3〜4時間の削減に成功しました。導入1年未満で工事部の約80%が利用するまで浸透し、若手の提案を生かしたDX推進にもつながっています。

参照元:スパイダープラス公式HP(https://spider-plus.com/case/matumotogumi/
【現場別おすすめ3選】
配筋検査システムを14社から
厳選しました

このサイトでは、「商業施設向け」「トンネル向け」「橋梁向け」の3つの現場におすすめの配筋検査システムをご紹介。

各現場で求められる機能を徹底調査し、14社の製品から厳選。人手に頼らない【省力化・効率化】を実現する配筋検査システムが見つかります。

※2025年6月19日編集チーム調べ:「配筋検査システム」とGoogleで検索をして表示された配筋検査システムを提供する会社を選定

スパイダープラスの開発元

「仕事にもっと夢中になれる世の中をつくる」という理念のもと、建設業界向けのアプリケーションを開発・提供している会社です。現場の図面管理や報告書作成といった業務のデジタル化を通じて「紙からの脱却」を後押し。すべての現場担当者が“モノづくり”そのものに集中できる世界の実現を支援しています。

企業名 スパイダープラス株式会社
所在地 東京都港区虎ノ門2-2-1 住友不動産虎ノ門タワー27F
電話番号 03-6709-2830
公式HP https://spider-plus.com/

【現場別】配筋検査システム
おすすめ3選

配筋検査とひと口に言っても、その方法は現場によって異なります。このサイトでは、商業施設・トンネル・橋梁といった、規模や構造に特徴がある現場別に、14社の製品からおすすめの配筋検査システム3選をご紹介します。

※2025年6月19日編集チーム調べ:「配筋検査システム」とGoogleで検索をして表示された配筋検査システムを提供する会社を選定

商業施設向け
ゼネコン21社※1
共同開発された建築対応型

CONSAIT Pro配筋検査

プライム ライフ テクノロジーズ公式HP
引用元:プライム ライフ テクノロジーズ公式HP
(https://www.consait.com/)
商業施設向けの理由

従来の検知技術では困難な奥行きのある配筋をAIカメラが正確に認識。精度の高い検査が必要な商業施設でも、熟練度に依存せずに検査ができます。

鉄筋量が多い大型・多層階の施設でもARスケールで楽に検査写真を撮影可能。画像検索機能や進捗確認の見やすさによって、探す手間を改善し作業時間を約4~5割削減※2します。

トンネル向け
湾曲面も
検出率約100%※3を見込める

Field Bar FB-200

三菱電機エンジニアリング公式HP
引用元:三菱電機エンジニアリング公式HP
(https://www.mee.co.jp/kaisyaan/press/prs250306.html)
トンネル向けの理由

湾曲構造のトンネルでも鉄筋の本数や位置を正確に把握。誤差が出やすい曲面も「湾曲計測モード」で容易に測定が可能で、位置調整の手間が省けます。

トンネル内の天井が低い現場でも、検査機が軽量で分離構造のため、取り回しがスムーズ。足場の限られた狭所でも位置調整などに時間を取られず、効率的に検査ができます。

橋梁向け
橋梁工事向けに
開発された

自動配筋検査AIシステム

JFEエンジニアリング公式HP
引用元:JFEエンジニアリング公式HP
(https://www.jfe-eng.co.jp/dx/case-2.html)
橋梁向けの理由

ドローンを撮影に活用することで、高所作業を伴う橋梁検査の作業負担を大幅に軽減。手作業中心の検査に比べて、約75%※4の省力化を実現したという事例もあります。

これまでの測定方法では難しいPC橋や鋼床版の複合構造にも、AIを用いた画像解析で対応可能。橋長全体の検査・記録が効率的になり、検査品質を向上させます。

※1 2025年9月時点
参照元:プライム ライフ テクノロジーズ公式HP(https://www.consait.com/
共同開発に参画したゼネコン21社:青木あすなろ建設株式会社/ 株式会社淺沼組/ 株式会社安藤・間株式会社奥村組/ 北野建設株式会社/株式会社熊谷組/ 五洋建設株式会社/ 佐藤工業株式会社/ 大末建設株式会社/ 髙松建設株式会社/ 鉄建建設株式会社/ 東急建設株式会社/ 戸田建設株式会社/ 飛島建設株式会社/ 西松建設株式会社/ 日本国土開発株式会社/ 株式会社長谷工コーポレーション/ 株式会社ピーエス三菱/ 株式会社松村組/ 村本建設株式会社/ 矢作建設工業株式会社
※2参照元:プライム ライフ テクノロジーズ公式HP(https://www.youtube.com/watch?v=ryLovLWmvz0&t=7s
※3参照元:三菱電機エンジニアリング公式HP(https://www.mee.co.jp/kaisyaan/press/prs250306.html
ただし過検出を含み、撮影条件等によります。
※4参照元:JFEエンジニアリング公式HP(https://www.jfe-eng.co.jp/news/2020/20200909.html

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